高専カンファレンス5周年パーティーのはなし

かれこれ1週間前になりますが、6月14日で高専カンファレンスは最初の開催から5周年を迎えました。15日にその記念パーティーがあったのでそれについて。

歴代実行委員長企画

歴代実行委員長を集める企画をコーディネートしました。

登壇してくれた5人の実行委員長の方々、ありがとうございました。楽しい話を聞くことができました。

この企画の原点は5年間を作り上げてきた人にスポットを当てたいというものです。なので、本当は実行委員長じゃなくてもよかったんだけど、それやると選択肢増えすぎちゃうのであえて歴代実行委員長に限定しました。で、当日参加する歴代実行委員長の中からセレクトしたわけだけど、それでもわりかし悩みました。立候補を募って落選者が出たら多分全員に頭を下げて説明してたと思います。立候補制にしなくてよかった。

LTとかでいろいろ弄られたり、終了後に「おびなたさんの話をもっと聞きたかった」といったコメントをもらったりしました。ありがたい。自分では「今回はこのくらいで勘弁してやろう」というつもりだったんですが、もう少しでしゃばってもよかったかなあと終わってから思いました。やっぱ自重はよくないですね。

なので、実行委員長企画でのお題について「第一回の主催者」とその後の「高専カンファレンス事務局(旧実行委員会含む)代表」としての2つの立場で自問自答します。

高専カンファレンス参加のきっかけ、実行委員長のきっかけ

あっちこっちで書いたり喋ったりしてて、それこそ「参考文献読んでくれ」なんで、読んでください。とりあえず有言実行って結構勇気要ります。

参考文献

自分の実行委員長回、やってよかったこと、自慢したいこと

パーティーの企画のなかで「翌日、@ITで報じられて知ってもらえた」という話をしました。第一回に限ればそうなんですが、その後の高専カンファレンスの活動という点だとまた違ってきます。

久々に「地産地消」という言葉がでてきました。高専カンファレンスで「地産地消」という言葉が使われたのは第三回(003tokyo)のとき、高専カンファレンスの開催が持続されるために提唱された概念で、「東京での開催に全国から集まるのではなく、各地にいる高専カンファレンスに興味ある人が、それぞれの地元で開催して地元の参加者を募ろう」という意味のものです。いまでは当たり前すぎて、その言葉すら忘れがちですが。

ところが当時、おいらは長野に住んでました。第一回は長野の人間が東京でやったわけですね。地産地消とは逆。おもしろい。でもそれができたから、北海道でも九州でも駆けつけて地産地消をお手伝いすることができたと思ってる。第一回を東京の人間が東京でやってたらこうはならなかったかもしれないし、いま同じことができるかと言うとかなり厳しいと思う。

あの時期に、たまたま巡りあった仲間に恵まれたこと、それが高専カンファレンスにおけるおいらの幸運であり自慢ですね。なので、おいらは今回の5周年パーティーをもっとも楽しめた一人だと思います。

今回自分は2次会も終電で切り上げるいい子ちゃんでしたが、お店を出るときに、これまで高専カンファレンスを支えてきてくれた先輩たちが、すごく楽しそうにお酒に酔ってるのを見て、すごくうれしくなって、なんだかホッして、ちょっと泣きそうになったのでした。
高専カンファレンス 5 周年記念パーティに参加したよ #kosenconf - TMD45'β'LOG!!!

読んで泣きそうになりました。

これからやりたいこと

ネタ振っておいて申し訳ないんだけど、実はこれ自分の中で結構難題ではっきり言って答え無いです。答えを探したくて、そのヒントが欲しくてこのネタ振ったんですわ。高専カンファレンスを始めた当初においらが想像していたものよりも、ずっと大きなものになったので。そんななか、いがさんの「やりたいことはやってるので、やりたいことないです」っていうのがなんかすごくしっくりきて、このお題に意味がなくなってしまったw

高専カンファレンスを土台にしたり背景にしたりして、こまごまといろんなことやってるのは事実なので、若い子が追い上げてくる前に潰s・・・ではなくて、形を変えながら同じフィールドでぶつからないようにやっていきたいですね。できることはまだまだありそうなので、また何か思いついたりしたら、適当に巻き込めそうな人巻き込んでいろいろやります。答えになってないけど。

とりあえず、次の5年のスタートとして、またおいら自身初の沖縄上陸も兼ねて、6月29日の高専カンファレンスin沖縄に参加して、トークしてきます。

あと、50周年のタイミングなのかもっと前なのか後なのかは分からないけど、偲ぶ会はぜひやりたい(というかやってほしい)ので、いま高専カンファレンスでプレイヤーとしていっしょにやってきたみなさんは、ぜひおいらより長く元気に生きてください。でなければ、おいらが「初代副代表を偲ぶ会」とか「第XX回実行委員長を偲ぶ会」をやります。島田先生と一緒に。

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Unisonのインストールメモ

ディレクトリ間の同期をとるために、Unisonをインストールしたメモ。

Unisonとは

ディレクトリ間で同期をとるためのツールです。Rsyncと比べて、双方向で同期がとれる特徴があります。
Macに限らずWindows,Linux,各種UNIXいろんな環境で使えます。

インストール方法

Macの場合、Homebrewでインストールできます。

% brew install unison

リモートホストと同期をとる場合は、リモートホストにも同じバージョンのUnisonが必要です。バージョンが揃うように注意します。

brewの場合、オブジェクトモジュールは /usr/local/bin 配下にインストールされます。この状態でunisonを実行するとリモート側でunisonコマンドが見つからないと怒られます。unisonはどうもリモートホストにログインしたときに .profile をロードしてくれないようです。なぜだ!?

なので、/usr/local/bin/unison へのリンク /usr/bin/unison を用意しておきます。

% ln -s /usr/local/bin/unison /usr/bin/unison

リモートホストとの通信路にSSHを使うので、ssh-keygen で鍵ペアを作って、公開鍵をリモートホストに登録しておきます。

# ローカルホストで
% ssh-keygen
% scp -p ~/.ssh/id_rsa.pub remote-host:~ 

# リモートホストで
% cat id_rsa.pub >> .ssh/authorized_keys
% chmod 600 .ssh/authorized_keys
% rm id_rsa.pub

使い方

このあたりが参考になります。

Unisonの実行には同期パラメータをコマンド引数で与える方法と、ファイルでプリセットしておく方法があります。同期処理の特性上繰り返し処理になることが多いのでプリセットしておくのがよさそう。

同期先はリモートリソースを指定するように記述することになります。ローカルのディレクトリ間で同期をとりたい場合は、localhostを指定します。

International Space Apps Challenge に参加してきた話

4月20-21日に行われた、International Space Apps Challenge に参加してきました。そのレポートです。

International Space Apps Challenge とは

NASAJAXAなどの宇宙機関が公開するデータを活用した、宇宙に関するアプリケーションの開発・製作をするハッカソンです。"アプリケーション"はソフトウェアに限らずにより広く、原義に近い意味を持ちます。

NASAの呼びかけにより行われ、各国の宇宙機関(日本であればJAXA)も支援をしています。各国の宇宙機関が関わる唯一の宇宙ハッカソンであり、33ヶ国8000人を越える人々が参加する世界最大のハッカソンです。

日本では唯一、International Space Apps Challenge Tokyoとして東京で行われました。東京独自でハッカソン本番の1ヶ月前にアイディアソンを実施しています。その様子は記事など他のWebコンテンツになっているので、それを見ていただくのがよいと思います。

このエントリーでは、おいら視点でアイディアソンからハッカソンまでを書きます。

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