高専カンファレンス実行委員会本格開始
昨年の高専カンファレンスやりますから1年。これまで4回の開催を数えてきた高専カンファレンスですが、並行して昨年末から実行委員会を組織し、役割の明文化作業を進めてきました。
その組織化作業がひととおり完了し、この2009年4月1日をもって定款を発効し、高専カンファレンス実行委員会が本格稼働しました。
組織化の背景としては、
- 継続的・持続的な開催をしていくためには、だれもが開催できるようにノウハウの共有化、コンポーネント化が必要
- 各地で「高専カンファレンスやりたい」という声があり、開催時期などについての調整役が必要
- 外部の機関、コミュニティと交渉ごとが生じるときに、信用の担保となるガバナンスが必要
というもがあります。おそらく、多くのコミュニティや勉強会も同じような悩みを持っているでしょう。
もともと持っているフリーダムな雰囲気を保ちつつ、これらの課題をどう解決するか、これまで高専カンファレンスに参加した老若男女多くの方からの意見を集約しながら、高専カンファレンス実行委員会の存在意義を模索しました。
そこで、高専カンファレンス実行委員会の事業を次のように定めました。(定款第3条)
また、カンファレンス開催にあたっては、各開催ごとに小委員会(現地実行委員会)を結成し運営を行いますが、小委員会には実行委員会の役員1名以上を含むことにして、開催のサポートを行うことにします。(定款第5条)
このように、高専カンファレンス実行委員会は、各地の「高専カンファレンスやりたい」という声に対してHUB役となり、必要なノウハウを提供していつでもどこでも開催して楽しめる高専カンファレンスづくりを担っていきます。
一年前、カンファレンス開催を宣言したときには、まさかここまでことが大きくなるとは思ってもいませんでしたが、多くの人の共感・賛同を受けることができました。この組織化とこれからの活動で、より多くの人にカンファレンスを楽しんでもらいたいと思います。