オリンピック10年

長野オリンピック(1998年2月7-22日)から10年。10年前は、毎日白馬のアルペン会場まで通って、選手、観客、メディア、他のスタッフらと悪天候相手に戦っていた。

朝6時に家を出て、近所のプレスセンターからスタッフ・メディア用輸送バスに乗って八方尾根入り。レース開始前にひと仕事、レース前半はゴール脇で観戦、後半にひと仕事、レースが終わるともうひと仕事。夕方長野に帰ってきて、夕方〜夜に行われる屋内競技をテレビ観戦。さらに、その日の全競技のリザルトをチェックして寝る。翌日再び朝から白馬・・・、ってな日々。

山の不安定な天候の影響を受けやすいアルペン競技。なかなか好天に恵まれず、会場入りしたらレースが延期になってたとか、2回ぐらいスタートを遅らされたあげく延期というのが頻発してた。とはいえスケジュールが遅々として消化できない中でも、初めてカーリングを見て*1競技の戦略性に魅了されたり、3日後の金メダリストと雑談したり、IOCやFISの重鎮と会ったり、スノーレッツと遊んだりと、オリンピックならではの時間を過ごさせてもらった、16歳でした。