2010年の高専カンファレンス

2010年になりました。ことしもよろしくおねがいします。

高専カンファレンス実行委員会の2010年の活動目標は、大東京で話をしたとおり、次の3点です。

  1. 地方開催の推進(おびなた個人としては西日本をがんばる)
  2. 参加するメリットを提案していく
  3. 開催のチュートリアルを整備していく

ただ、あれから2ヶ月近くたって、当時あまり想定していなかった事情も生じてきているので、若干の軌道修正が必要かなと感じつつもあります。

現時点での高専カンファレンスの開催準備・予定・見込み状況ですが、だいたいこんな状態です。いろいろ、やりたい!という声があるのは素直に嬉しいですし、応援が必要とあらば喜んで支援します。

状態 都市・地域
開催準備中 八戸(1月30日)
開催確定 大分(9月)
地ならし中 奈良、石川
フラグ 北海道、小山、長岡、明石、熊本、沖縄

大東京も長野も終わり、おびなたがガッツリ噛んでいるものはいまのところありません。おかげで、全体の動きを見ながら次なるアイディアを練ることができる状態です。

そんななかで不安視しているのが、最近準備期間が長期化=開催コストが肥大化しているということ。盛大に開催することに異存はないのですが・・・この傾向は大東京がきっかけのようにも思えますが、あの規模・運営クオリティは戦略的な事情もあり別格だと思っていただきたいところです。高専カンファレンスWikiには開催準備のテンプレートを用意していますが、だいたい2ヶ月〜3ヶ月を標準的な準備期間としています。

で、沖縄フラグのエントリー高専カンファレンスを沖縄で開催するとした場合の懸案事項 - ONCTLife++

昨年(2009年)11月に実施されたカンファレンスでは、都立産技高専のキャンパス内にあるホールにて実施されていました。
その他にも、カンファレンスは基本的に実施する県にある高専のキャンパスにて実施するのが基本になっているようです。

どうも、「高専カンファは各高専で開催するもの」という先入観が先行してしまっているようです。学校はその施設の性格上、会場とするには非常に労力が要ります。たとえば大東京は、最終的に産技高専を無料で使えるようにするまで、交渉や手続きに約半年かかりました。これは極端な例ですが、とにかく窓口担当者を決めて交渉し、書類を書くというプロセスが欠かせません。開催日程の自由度を制限することにもなります。それが、上記の準備期間の長期化の主要因になっているように思えます。

高専カンファレンスの最初の3回は、趣旨に賛同する企業のフロアを借りる、公共の貸し会議室を借りるという形で実施していました。一方で「高専」を名乗る以上、学校を会場として開催したいという機運も高まり、2009年は学校での開催に重点を置いてきました。ただ、上記のような状況もありますので、2010年はこれまでの開催とはまた違った開催スタイルを提案できるよう模索していこうと思っています。(そういう意味では、インフルエンザのためとはいえ、学校を会場としない北海道2が中止になったのは勿体なかった)

会場だけでなく、実施形態についても新しい方法に挑戦していこうと思います。そういう意味では、今日展開された「高専アンカンファレンス」の議論は特筆しておきたいところ。

というわけで、沖縄のid:tt_w54sさんは、学校会場にこだわらずに、沖縄ならではの自由な発想で開催していけばいいと思うな。

八戸以降、開催が開くので東京あたりでそのへんの新しい試みやってみようかなー、とこのエントリーを書きながら考えていたら東京にも新しいフラグが立ったうまく巻き込んでいきたい。

高専カンファレンスを開催したい方へ

Wikiにも書いてありますが、まずは、kosenconf googlegroupにご参加ください。ここで相談をしていただければ、これまでの開催で実績を積んできたメンバーが助言をします。さまざまな考えで学校を会場としたい場合でも、交渉をスムーズにすすめてなるべく短期間に開催できる方法を提案できるかもしれません。

twitterのkosenconfタグも活用してください。

おまけ

高専カンファレンス2009年まとめ動画