EOS 7D + EF 24-105mm F4L IS USM を買った
EOS 7D と EF 24-105mm F4L IS USM を買いました。
EOS X2 をこれまで使ってきたけど、エントリー機を2年3年使ってると、明るくて大きなファインダーが欲しいとか、高感度が弱いとか、がフォーカスポイントが少ないとか、連写が弱いとか、しっかりしたグリップがほしいとか不満がいろいろ出てくるわけですよ。
んで、7Dを買いました。メディアがCFカードである点以外はとても満足しています。
で、いいボディを手にするとそれに相応しいレンズが欲しくなる。候補は、 EF 24-105mm F4L IS USM か EF-S 17-55mm F2.8 IS USM 。どっちにするかどうか迷ったけど、望遠側の強さと、赤鉢巻のステータスが勝りました。でも、EFS17-55 も欲しい。
ちなみに、震災でキヤノンのカメラ生産ラインがダメージを受けたことで、4月5月頃は供給不足から値段が高騰してましたが、6月には回復していまはだいぶ落ち着いています。というか、レンズは逆に値崩れしている感が。供給不足に合わせて需要を抑えていたら、生産が回復して供給過剰になった?
フードのはなし
買った買わないの話はここまでにして、フードの話。
EF 24-105mm F4L IS USM には、EW-83Hというフードが付属します。EF24-105はズームしたときの筒の長さは、ワイド端で最も短くなり、テレ端で最も長くなります。また、フードは前玉と一緒に動きます。そのため、フードはワイド端の画角に合わせて作られています。ところが、APS-Cサイズのカメラの場合、画角は狭くなるのでフードはもっと深くてもいい。というか、深いほうがいい。
そこで目をつけたのが、EF-S 17-55mm F2.8 IS USM用のEW-83Jというフード。キヤノンのレンズはフードのバヨネットがフィルタ経ごとに共通化している。で、EF24-105とEFS17-55はともにフィルタ経が77mmで、そのサイズのレンズのフードがEW-83シリーズになる。EF-SレンズはAPS-Cサイズのデジタルカメラ専用なので、焦点距離17mmの画角は35mm換算で28mm相当になり、それに合わせて設計されている。つまり、APS-Cサイズのデジタルカメラで使うのであれば、EF24-105に付けるフードはEW-83HよりもEW-83Jのほうが適しているわけ。ということで、フードは別途EW-83Jを買った。
ぐぐってみると、同じことをしている人が結構いることがわかる。
さて、もう少し気になったことがあるので記しておきます。
おいらはフィルタ経77mmのレンズをもう1本持ってて、EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM がそれになる。ワイド端で焦点距離10mmということだけあって、標準のフード(EW-83E)は自己主張が激しいほど広がっている。これだけ広がっていると、見た目はいかにも広角レンズなのだが、とにかく嵩張る。ところが、ためしにEFS10-22にEW-83Hを付けてみたら、これが以外としっくりきた。見た目がスリムになるだけでなく、実際の絵もほとんどケラレが発生せず、ワイド端で左右が微妙にケラレる程度。これは予想外。
さらに言うと、EF24-105にEW-83Jを付けた状態で、35mmフィルムカメラ(今回はEOS 7)に付けてファインダーを覗いてもケラレが見られない。APS-CじゃなくてフルサイズでもEF24-105のフードはEW83-Jでいいんじゃないか、と思えてきた。もっとも、ファインダーの視野率の関係もあって、実際に撮ってみないとケラレ具合は分からないので、これはそのうち検証してみたい。
どうやら、キヤノンのレンズフードは、レンズのワイド端の画角よりもさらに広く作ってあるらしい。というか、画角が近いもので共通のフードを使えるようにして、個々のレンズには最適化していない可能性が高い。レンズ交換のさいには、フードの選択もできるようになるいいかも。
EF 24-105mm F4L IS USM(左)と EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM(右)、各フード(左から、EW-83J、EW-83H、EW-83E)
EF24-105、EFS10-22それぞれに標準のフードをつけた状態
EF24-105にEW83-Jを、EFS10-22にEW83-Hをつけた状態。標準のフードをつけたときに比べて、スリムでかっこよくなってる。