北信越で野球独立リーグ

一昨年、楽天のNPBL新規加盟の一連の流れで、長野が本拠地になるかどうか、という議論があった。野球場などの設備面では可能性はあったが、プロ球団を抱えるだけの市場規模がないということで落選した形になった。準国技ともいえる野球のプロリーグを一部の大都市のものだけにしてほしくないが、現状、NPBLではチーム維持にコストがかかりすぎ、都市圏規模5,60万人クラスの地方都市では球団を持つことは難しい。ならばその規模に見合ったリーグを作ればいいのである。そういった流れで今年から野球が盛んな四国で独立リーグがスタート。さらに東北でもはじまっており、それを参考に北信越でも、ということでこういう構想が具体化してきたようだ。

北信越独立リーグを作るうえで、ハードの面は特に問題はないでしょう。特に長野のオリンピックスタジアムと富山のアルペンスタジアムはプロ球団本拠地の球場に劣ることの無い設備で、オールスターゲーム開催実績もある。観客の確保も、年70試合程度ということなら土日休日にデーゲームが組まれることになると思うので、まあ大丈夫でしょう。

問題は球団母体と選手、審判員など人の確保か。長野に関して言えば、都市対抗野球などで高い実績があり地元で人気があるNTT信越野球クラブあたりがプロ球団化すれば丸く収まるような気もするのだが、すでにチームとしてアマでの実績と伝統があるので、そうもいかないらしい。そうすると、地元産業界や自治体、市民団体で資金提供をして云々・・・という形になるのか。軌道に乗ればまた違う形でもできるだろうね。

いずれにせよ、実現可能であるならばぜひとも実現して欲しい。身近な場所で活躍するスターの存在というのは、小中学生の世代はもちろんのこと大人にも非常によい刺激になるのだ。オリンピック以来、冬季競技を中心に国際大会などの開催が増えているが、いずれもW杯のいちレースだったりと単発開催なので、ご当地スターが不在なのだ。

あと、野球ではないが、長野市内のバスケットボールチームがbjリーグに加盟するという話もある。すでに審査段階だということで、実現すれば明るい話題が増える。いいことじゃないか。

個人的には、何度も言っているようにアイスホッケーを・・・