長野にプロ野球球団?

昨今のプロ野球の状況を見て、康夫知事が長野にもプロ球団を誘致したらどうかと発言。基本的に康夫は好きじゃないが、これには賛成。実現の可能性は低いけど、やってみる価値はあると思う。

長野のスタジアムは今年のオールスターで既に一定の評価を受けている。課題は、親会社とファンが根付くかということとスタジアムの立地(輸送手段)。

長野には社会人野球の名門NTT信越がある。不況に伴うリストラで、チームは企業から切り離されて地元の有志で支えている状態。良い状況ではないが、逆に言えば既存のプロ球団が実現できていなかった、地域との連携が望める状況でもある。プロ化によって安定的なスポンサー(地元企業なら八十二銀行セイコーエプソン、新光電気あたりに期待)がつけば、だが。

輸送に関しては厳しい。中心市街地から8kmも離れた場所だから、「仕事帰りに観戦」なんてのは望めない。基本的にはデーゲーム中心か。オールスター戦のときのようなバス中心の輸送体制を年間70日も構えるのはかなり困難。常設の中量輸送手段の整備が必要になるが、ここで考えられるのは長野市が近い将来の実現を目指して研究を進めている長野駅・松代間の軌道系交通。計画ルートを若干ずらせば、スタジアム隣接の駅が設置可能。あるいは支線を引くか。

こう考えると、やっぱり実現には課題は多いなあ。でも実現できるのならしてほしい。

まあ、個人的には長野にはプロ野球球団よりも先にプロアイスホッケーチームがほしいけどね。