Mac on Intel きちゃったー

WWDCの基調講演でジョブズが明言。Intelアーキテクチャの古くささが嫌になってMacへシフトしたばかりのおいらとしては基本的にorz。

とりあえず要点をまとめると、

  • 次のMacOSXは"Leopard"。
  • 来年の今ごろ、Intelのプロセッサを採用したMacを発売。
    • PowerPCからIntelへの移行は2年間ほどで完了(〜2007年まで)。
  • 5年前からIntelのプロセッサとPowerPCで動作するMacOSを開発してきた。
  • Cocoaで開発されたアプリケーションは、新しいXCode使ってコンパイルするだけでIntelプロセッサ上で動作可能になる。
    • ファットバイナリにより、Intel版とPowerPC版のふたつのバイナリをひとつのパッケージにできる。
  • Rosettaにより、PowerPCを高速にエミュレーションする。(逆はボロボロだったけど)
  • Intelへの移行の理由は「最高のマシンを作るため」。
    • IBMPowerPCのロードマップを示してくれなかった。

5年も前からIntelMacOSの開発を行っていたのが驚き。まあ、Darwinだから当然といえば当然なんだろうが、MacOSXが登場したころにはIntel移行計画が本格的に動いていたわけだ。その蓄積もあってユーザにとって一番大事なソフトウェアの互換性はちゃんと保持してくれるみたい。でも、classic環境は没になるなこりゃ。

一番肝心な、「AT互換機であるのかどうか」は一切触れてなかった。Macintoshがハードとソフトの一体構造であることを堅持しようとするならば、AT互換機化はありえないはずなんだが。そこはMacが絶対に越えてはいけない一線。

で、これを発表した以上、PowerPCを載せた新モデルはもう登場しないだろうけど、Appleはこれから1年間どうやって商売していくんだろう・・・iPodだけで食ってくのか?株価もWWDC中の急騰から一転、下落してるぞ!

ふと思ったが、IBMAppleとは縁を切りたかったのかもね。ThinkPadを売却して、Appleと縁を切って、パソコン市場からさようなら〜ってな。PowerPCのロードマップを示さずに、ゲーム用のCellの開発とかやってたのも、この思惑からかも。