冬はじまる

この週末、シベリアから冬将軍が日本上空まで南下、我がふるさとでは北アルプスの峰々や志賀高原浅間山などで初冠雪を観測。つぎの土日はエムウェーブでスピードスケートの全日本距離別選手権。冬がはじまったという感じ。

そいでもって、ヨーロッパではアルペンスキーのワールドカップが開幕。開幕戦はオーストリアのソルデンでの男女大回転。本場アルプスの氷河でのレース。

CATVを入れて、J SPORTSが視聴可能になり、男子開幕戦を生中継で観ることができた。もう10年以上アルペン競技を見続けており、競技会場に足を運んだりもしてきたが、テレビの生中継で観るのはこれがはじめて。

レースはヘルマン・マイヤーが優勝、2本目の中盤急斜面から続く終盤緩斜面のスピードが素晴らしかった。大回転では、あのオートバイ事故前の2001年シーズン以来の勝利で、勝ちが決まったときの喜びのガッツポーズと涙は印象的だった。事故から復帰後、滑降、スーパー大回転での勝利は幾度とあったが、この大回転での勝利で完全復活という印象、W杯通算51勝目でアルベルト・トンバを抜いて歴代単独2位*1。8年ぶりにオリンピックで大暴れ*2するモンスターを観るのがとても楽しみ。

*1:歴代トップは往年の天才スラローマーインゲマル・ステンマルクの86勝。とてつもない数字。おいらは現役時代を知らないが、スペシャリストでありながらトンバやマイヤーよりも7割以上も多い勝利数を挙げたなんて、ほんと考えられない。

*2:特に、オリンピックの滑降には因縁があるからね