第20回オリンピック冬季競技大会トリノ大会第二日

競技前の特集や選手紹介で、今季のワールドカップで一度も表彰台に上がれていない選手でさえも「メダル候補」と呼ぶ日本のマスコミは相変わらず。もちろん、選手本人はより上を目指して競技に臨むわけではあるが。

さて、今夜からアルペン競技も始まる。男子滑降は生中継もされるので、見逃せんな。

バイアスロン男子20km

今大会最初の決勝種目。優勝はグライツ(ドイツ)。ノルウェーのビヨルンダーレは2位でオリンピック7つ目のメダル。日本勢は菅が14位でこの種目日本歴代タイの成績。井佐64位、笠原68位、斉藤79位。

ノルディック複合個人

優勝はゴットワルト(ドイツ)。日本勢では高橋が前半ジャンプ12位の後腰痛により棄権。小林16位、畠山32位、北村43位。高橋の棄権は非常に残念。体調を整えてこのあと続く、個人スプリント、団体に備えて欲しいところ。

純ジャンプ個人ノーマルヒル(予選)

今季ワールドカップ15位以内はシード。日本勢では葛西が103m飛んで予選1位、伊東が99m飛んで通過。シードされている岡部が試技で101m。原田がスキー板の長さの規定により失格。

原田の失格の元となったルールについては昨年の今頃にもこの日記で触れている。自分の体格とルールについての認識違いということで、基本的には選手の自己管理責任になるが、コーチらチーム体制はどうなっているのか。特に、ヘッドコーチのユリアンティラは勝つために日本スキー連盟に雇われたプロである以上、少なくとも公の場で「もう帰ってもいいよ」などと発言すべきではない。

フリースタイルスキー女子モーグル

カナダのハイルが優勝。ノルウェーのトローは2位。上村が5位、里谷15位、伊藤20位、畑中予選落ち。スキー競技はあくまで「速く滑り降りること」が基本。エアの華やかさと完成度も、速さがあってこそ意味をなすことが確認された結果となったように思える。

フィギュアスケートペア(ショートプログラム

井上・ボルドウィンペアは61.27で6位。オリンピック史上初、スロージャンプでのトリプルアクセルは素晴らしかった。