神はサイコロを振らない

はてな注目キーワードのトップに「神はサイコロを振らない」がきていて、なんでかと思ったら、どうやら同タイトルのテレビドラマが放映中らしい。

神はサイコロを振らない」はアルバート・アインシュタイン量子力学を批判するさいに使った言葉として有名な言葉。量子力学では「観測」が重要な意味を持ち、観測されない事象は最終的には確率的でしか論じることができず、観測された事象もプランク定数程度の誤差を含む(不確定性原理)。これは情報理論と通じる物があるんじゃないかと時々考える。どちらも非決定論で確率によって記述され、観測によって事象が確定するが、やっぱり観測の限界による誤差が含まれる。

どちらも深いところでは両者はかかわり合っているのではないかと思うのだが、それについて議論*1している文献とかあったら読んでみたい。情報理論の入門書では「情報は物理学では記述できない新しい量」のように紹介されるが、量子力学情報理論の関わりが考察されれば、それはまた楽しいじゃないか。

*1:哲学的な議論でよい。というか、哲学的な議論が中心になるだろう。