太陽系の惑星の行くえ

先日のつづき。

どうやら、12個に増員して3つのクラスに分ける案は廃案に向かっている模様。逆に、まずないだろうと思っていた、冥王星除名案で調整だとか。はへー。

その調整案が

  1. 自分の重力で球形になったもの
  2. その軌道領域で主要な天体であること

なんか、現状を加筆訂正しましたってだけのように思えるな。たしかに、先日の案は急転換すぎるが。

まー、惑星の本来の意味は「肉眼で見える程明るいのに、動いているために星図に記せない星」ということで「惑わせる星」ちう意味だから、肉眼で見えないどころか、それなりに近代的な観測手段じゃないと観測できないような冥王星のような星(当然、他の候補らも含む)は惑星じゃない、というのも確かに言える。この定義でも太陽系の中に限って言えば、歴史的なコンセンサスもあって混乱はそれほど生じないだろうね。ただ、近代ではSETI計画の類のものも相まって、太陽の恒星を母星とする惑星系の探査も盛んになってきているわけで、太陽系の中だけでしか通じないと思われる定義で、この先、太陽系外惑星の探査をやっていく気なのか?というところが気になる。