すくらっぷ・ブック

長野県出身でかつ高専出身者は一度読んでみませう。

すくらっぷ・ブック (1) (fukkan.com―小山田いく選集)

すくらっぷ・ブック (1) (fukkan.com―小山田いく選集)


復刊ドットコムで復刊した小山田いくさんの初連載作品。

とある地方の町の中学生たちの、広がれ友情の輪、さわやかにうたう青春ポエムな物語。基本的に一話ごとに完結したエピソードになっているが、連載ものとして一貫した登場人物と時間経過による連続性はある。

作品の舞台について、作品中では具体的な地名は明示されていないが、

ということで、小諸市が舞台。

主人公クラスのひとり、イチノは信濃工業高専を中学卒業後の第一志望としている。たぶんこれは我が母校がモデル。遠くの学校ということで、離ればなれになる不安が描写されている。ちうても、第二巻末の時点でまだ中学三年生の春。最終巻の第四巻にはどうなっているか。

ちなみに、作者の小山田いくさんは小諸市出身で長野高専OB。(おいらの先輩になるが面識はまったくなし)
おそらく、ご自身の経験がかなりの部分でベースになっているんだろうね。読んでいると、おいらが中学生の頃のことも思い出す。

あと、絵柄で思い出したが、この人が絵を担当した本が長野高専の図書館にあったぞ。えーと、たしか、ソフトウェアの開発プロセス(つってもかなり古典的なもの)の本だった。