ヨーロッパの暖冬

この冬は暖冬で雪不足なんですが、日本以上にヨーロッパはその状況が深刻です。スキーのワールドカップも日程消化が満足に進まず、特に長いコースに大量の雪を必要とするアルペンスキーは悲惨な状況。

先日もアルペンスキー三大クラシックレースのひとつである、スイス・ウェンゲンでのラウバーホルン大会も名物の4km超の滑降コースを半分近くに短縮して、滑降レースをなんとか開催。レース中に雪面が損傷しやすい回転は結局実施できず。

今週末は、シーズン最大の魅せ場であるオーストリア・キッツビューエルでのハーネンカム大会ですが、世界一難しい滑降コース「シュトライフ」には、まったく雪が着かず。アルペンスキー大国オーストリアの意地と、伝統のハーネンカム大会を支える地元の熱意で、日本円にして十数億円の予算を掛けて各地から雪を集めてなんとかコースを作ろうとしたものの、滑降とスーパー大回転は中止を決定済み。ただいま、回転レースだけでも実施させようと奮闘中とのこと。

そんなキッツビューエルに昨日、恵みの雪が降ったとか。写真を見るとほんとひどい・・・。