ペタコンシンポ

行ってきた。

そんなに大々的に開催された印象はないけど、現職の国会議員が4人参席したのはさすがホットな国策プロジェクト。政界のワル、松浪健四郎さんも来ていた、文部科学副大臣になっていたのか!

ここ数年の成果事例に地球シミュレータばかり出てくるのは政治的理由か。一日を通して牛肉オレンジなつばめさんが登場したのは、Top500における日本の現ポジションを示したときだけ。

筑波大学長の岩崎先生のお話が印象的だった

「計算科学(スパコン,HPC)はライフサイエンスの次の実験・観測装置であり、ライフサイエンスは計算科学(スパコン,HPC)の次の物理学である」

「若手は新しいグランドチャレンジテーマを、若手ならではの斬新な発想で模索・設定・解決せよ。シニアは若手がテーマに取り組みやすい体制を構築せよ」

過去のノーベル物理学賞の1/3は、新しい実験・観測装置の開発が伴ったものだったらしい。具体的な事例紹介がなかったけど、その辺の詳しい情報ってどこかに整理されてないかしら。とりあえず、小柴先生のは間違いなくそれだな。

大学院生のときの所属講座の助教授が共著の発表がポスターセッションにあった。まさかこの仕事で間接的にコラボレーションすることになるとは思ってなかった...わけでもないけど、ちょっとしたネタにはなるな。PE単体の劇的な性能向上はあまり見込めない以上、ネットワークのスケーラビリティへの要求はすさまじいものがあるので、相互接続網関係の研究者・技術者は大変だ。