ランドセルにICタグ

NHKのニュースにおいて、ある小学校で児童のランドセルにICタグをつけて、登下校をチェックし、親の元にその情報を通知し、子供が犯罪に巻き込まれるのを監視するシステムが導入されたと紹介されていた。技術的には面白いなと一旦は感心したが、よく考えてみるとまやかしに思えてきた。

取材で行動を追った児童は、地下鉄を乗り継いで片道1時間かけて学校に通っている。はっきりいって、小学生の日常的な行動範囲としては広すぎる。これじゃ親や周囲の大人の目が届かないし、タグは校門を通過した情報しか扱わないから、犯罪防止にはならない。しかも、情報を受け取る親は家にいる。家にいながらそこまで子供の安全を案ずるなら、学校まで送迎したらどうだい?

どこかおかしいんじゃないの?

あと、このICタグ、そのうちオークションとかで取引され出すだろうな・・・

この件について、高木浩光さん@産総研の日記があった