高専プロコン一日目

Web中継で課題部門のプレゼンを中心に見ていた。

んー、全体的にアイディアが均質化されてしまっている印象。おおまかに災害ネタ(安否確認、情報提供など)とナビゲーションネタ(視覚障害者の補助、道案内、店舗案内)になってしまっているうえ、多くが同じような問題点を持ち、差別化が難しい。8割がこのどちらかにクラス分けされてしまう。昔の方がアイディアが豊富だったなぁと思うのは年を取ったからか?そんななかで、どちらのクラスにも属さない作品を鳥羽高専が2つも出してきたのは興味深い。特に、「とりこめーる」は本来の目的外の他に下着泥棒排除という使い方もあって面白かった。作品コンセプトが課題と合致していないんじゃないかという懸案もあるけど、予選を通過しているんだから大丈夫でしょう。

後半は、自由部門もちらほらと見ていた。課題部門よりもアイディアが豊富で技術力も高そうな印象。気になったのは「ひゃくます」。算数の演習用システムだが、キーボード、ソフトウェアキーボード、ペン入力、算盤型デバイスと入力方法が豊富で、しかも文字認識エンジンや算盤デバイスは自分たちで作ったという。

おいらのが出場していた頃もそうだったけど、ターゲットとしている利用者の評価やコメントをもらっているかというのは部門問わず重要だね。審査員もそのあたりをよく訊いていた。結果的にいい評価がもらえなくても、そういう努力をしたところはやっぱりそれなりにいいものにはなっているようだった。

ハノイ工科大学とモンゴル科学技術大学から特別枠でそれぞれ1作品が課題部門に出場している。彼らのプレゼンやデモは基本的に英語ベース。プロコンも国際化が進んでいる、ここで全参加作品に英語での説明の並記等を義務化してみてはどうだろうかと思う。英語が苦手だといわれる高専生の英語力強化策も兼ねてね。

Web中継は、カメラワークがいまいちで見づらかったところや音質悪かったところもあったけど、こういう中継をやってくれてほんと助かりました。なかったら、ただ「どうなったんだろう?」と気にしながら過ごすだけでしたから。

明日はデモと競技だ。

Web中継実況チャット

最大同時人数5人、延べ6人の参加があった。参加された方々、おつかれさまです。

明日も行います。課題、自由部門のデモンストレーションと競技の本戦です。参加をお待ちしております。