弟の修論

修論執筆で正月に帰ってこれなかった弟が、審査日程を終えて帰ってきた。とうぜん、仕上がった修論も見せてもらう。

理論物理の論文は読んでも分からん・・・というか読めない。導入部分のシュレディンガー方程式しか理解できなかった。いや、理解しているというよりは、知っているといったほうが正しいか。ハイゼンベルグ方程式って行列力学のことではないのね。

全70ページ強のうちコテコテの文章は緒論と結論の数ページくらいなもので、あとは500本くらいの式展開が延々と続く。なるほど、理論物理の論文とはこういうものなのかと、工学育ちのおいらはずいぶんとカルチャーショックを受けた。

逆にそんな論文だからこそ、英語で書いていないのがもったいない、と修士持ちの先輩としては思うのであった。