高専プロコン2006

後輩達やってくれました。課題部門で長野高専二作品がワンツー独占。7年ぶりの最優秀賞で、OBとしても非常にうれしい限り。五連覇時代の最後の最優秀賞メンバーの一人と、その連覇記録を止めてしまった人間(おいら)が現地に居合わせたのは、巡り合わせみたいなものも感じます。

朝、車窓から見えた虹はまさに吉兆だったわけですね。

最優秀賞を受賞したメンバーは全員まだ三年生。しかも話を聞くところによれば、この夏に開発の中で、技術的にものすごい成長をしたとか。来年以降も非常に楽しみです。

優秀賞メンバーの一人は一年生のときから五年間、毎年出場。よく頑張ってきて、素晴らしいです。

競技部門に出場したチームも二回戦に駒を進めることができ、これからもプログラムの開発を続け、競技用のものではなく、だれでも使えるゲームプログラムにしていきたいとのこと。非常によい心がけだと思います。

ドリームの会が盛り上がるための一番大事な要素も整い、開催する楽しみができました。内閣交代が一ヶ月ずれていればなぁ・・・。

課題部門最優秀賞作品「じゃぼん玉とばそ」

ストローデバイスでしゃぼん玉を飛ばして遊ぶ。吹き方を変えれば、しゃぼん玉のできかたもかわるし、触れば割れる。シャボン液の配合の仕方で、色、玉の強さ、割れ方も変わる。デモ中、小さい子供が実際に触ると、夢中になって遊び続けていました。昔の Glassic Park に似ている部分もある?

同優秀賞作品「発掘!恐竜大辞典」

RFIDタグを埋めた"恐竜の化石"をフィールド上に配置し、レシーバを使って探しだす。「パソコンの電源を切り外に出て遊ぼう!!」の独自のテーマを実現。実際に子供達に使って遊んでもらった記録映像も再生中。

両方作品とも、技術的にも優れ、実際に子供心を捉えることができコンセプトとしても非常に優秀でした。写真ヘタクソ orz

大会全体を見てみて

課題・自由部門は全体的に完成度の高い作品が揃っていました。作品の評価に順位に差はあれど、非常に充実したコンテストになったのではないかと思います。特に、システムについて対象とする人に直接評価や意見を頂いてからコンテストに臨むというケースが多く見られました。昔はある程度、コンテスト戦略としても有効でしたが、いまでは開発工程の必須項目ともいえるようになっています。

競技部門は、マンパワーのチームが優勝しちゃうんじゃないかと危惧もしましたが、結局プログラム計算力のチームが決勝に進み、非常にレベルの高い攻防でした。昨年は、オープン参加の海外大学勢に圧倒的な差で上位を独占され、非常に心配していましたが学生達もいろいろ考え頑張ってきたようです。

いいもの見ました。来年は津山開催ということで、遠いために直接足を運べるかは分かりませんが、高専高専プロコンをこれからも応援していきたいと思います。

競技部門決勝戦(久留米高専 v.s. 石川高専)のいち盤面