雨の信州ラーメン博

朝から雨だったが、最終日ということもあって信州ラーメン博へ行ってきた。

率直な感想を述べると、会場のチョイスが最悪。エムウェーブが会場なのだが、エムウェーブナショナルトレセンに指定されたことで、例年より一ヶ月早く既にリンクに氷を張っている。ゆえに物理的にアリーナでの開催は不可能。そのためか会場はエムウェーブの駐車場。これではもう、エムウェーブで開催するメリットが何一つ無い

まず会場となる駐車場は長細い形をしているため、長辺方向にブースを並べることになるが、そうなると客の行列は短辺方向に出来ざるを得ない。しかしそれでは通路の確保もままならず、当然のごとく列中央部のブースのアクセシビリティは低下する。これは出店者や客にとっては大変不幸なこと。

またエムウェーブの敷地はアップダウンが多く、駐車場から一歩外れると坂道の連続である。特に今日みたいな雨天だと、雨宿りしながら腰を落ち着ける場所(つまりアリーナの軒下)への移動が発生するが、そこまで距離にして数十〜百メートル、高低差にして数メートル上らなくてはいけない。しかもできたてのラーメンを抱えながら。これではせっかくのラーメンが運んでいる間に伸び冷めてしまう。

昨年はビッグハットを会場にして、ブースを駐車場に並べ、食す場所としてアリーナが開放されていた。ビッグハットは駐車場とアリーナがほとんど障害無く水平に接続されているため、このようなことは無かった。なぜ今年もビッグハットでやらなかったのか。そもそも去年までのビッグハットにしろ今年のエムウェーブにしろ、なぜ会場をアリーナ内に設定しない?屋内だと火気の扱いや不特定多数の客の出入りなど保安上の問題があって基準をクリアできないなら、初めから河川敷や公園など屋外利用が前提の施設を選ぶべきだろう。何が嬉しくてエムウェーブの巨大アリーナを尻目に、敷地内付属のたいして広くもない駐車場で催すのか。謎としかいいようがない。

このラーメン博出店ブースは選りすぐりのラーメン店だとは思うが、会場がこれでは肝心のラーメンを堪能することも難しい。ラーメンに罪はない。主催側はこの点よく検討して、来年の開催に生かして欲しい。


とりあえず食べたのは、

の三品。ロコ3の茹でた麺の湯切りのパフォーマンスはおもしろい。