蛇で新幹線が止まった

ちょうど、同時刻に長野駅を出たあさま528号に乗車していた。

長野駅を出てすぐ緊急停車し、車内放送で停電事故を知らされた。20分くらいで動き出したけどその後の車内放送で、佐久平-軽井沢間で停電で動けなくなった上り列車の乗客の救援をする、という案内。乗客として乗車していたJR職員に非常招集がかって10名ほどが、桟橋をかかえておいらが乗っていた先頭車両に集まってきた。佐久平の手前で3,4度止まったり動いたりを繰り返しながら佐久平駅に到着すると、ちょうど立ち往生状態になっていた下りのあさま523号とすれ違いがあり、どうやら復旧できたということで救援作業は実施されなかった。

その後は42分遅れで運転。新幹線では、他線区のトラブルの影響での遅延などは何度か経験あるけど、実際に乗車している列車がタイムリーにトラブルに遭遇して新幹線車内にカンヅメになったのは初めて。

帰りはあさま553号だったがすでにダイヤは回復していた。トラブル発生から原因究明、障害除去、安全確認、運転再開、ダイヤ回復のプロセスってのはとても興味がある。それと、乗務員でない(乗客として乗車していた)JR職員の人たちの動きを見ても、そういう訓練をそれなりに積んでいる様子がうかがえた。実際にトラブルに遭遇した列車に乗っていないとまず見ることがないようなものを見ることもできたのは、貴重な経験。

この遅延で会議には遅れたが、なかなかできない貴重な経験ができたのでよしとしましょうか。