C++テンプレートは計算完備

KEMURIをチューリング完全にするためにはどうしたらいいか、あるいはどうすればチューリング完全性を判定できるのか、ヒントを探していたら「C++テンプレートはチューリング完全だよー」という論文にたどり着いた。 C++ Templates are Turing Complete(PDF)

mixiの性善説

不正アクセスになるのかどうかは、とりあえず別として・・・ OhmyNews:Mixiも信用できない mixiに信用を期待する方が変です。招待さえあれば、なんの審査も無く無料で参加できて、まして人口は延べ600万人を越えてしまっては、いちベンチャー企業の体力では…

数学の基本的な才能

今日の新聞(信毎)に、秋山仁先生のコラムが載っていた。「日常の生活をつつがなく送る能力があれば、あとは努力さえすれば大学に入る程度の数学はマスターできる」とのこと。その日常の生活をつつがなく送る能力とは、 集会場の玄関に脱ぎ散らかっている靴…

C++テンプレートの型推論

C++のテンプレートの動作について、確認のつもりでちょっといろいろやってみたら、いままで知らなかった動作に出会えた。 template<class T> T op(T (*fun)(T, T), T s1, T s2) { return (*fun)(s1, s2); }; template<class T> T add(T s1, T s2) { return s1 + s2; }; とテン</class></class>…

上るタイヤ

昨日のアコードのピタゴラ装置のタイヤの不自然な動きがどうなっているのか、簡単なモデルを作って考えてみた。おもりが入っているのは分かるのだが、モデルを使ってもう少し定量的に考えて見ようか、ってことで。傾斜θの斜面の上に半径rの円筒があって、斜…

自販機からの転送プロトコル

自販機で飲物(に限らず、切符でもなんでもよいが)を買った時、商品を先に取るか釣り銭を先に取るか、いつも悩む。釣り銭を財布に戻すさいの煩わしさを考えると釣り銭を先に処理すべきかもしれないが、商品を先に処理していち早く望み商品を手にしたいとい…

かけ算の定義2

先日の「かけ算の定義」の続き。2つの自然数の組を使うことで、整数の元が表現できる(参考: 整数(integer))。自然数の組を使っているのだから、自然数の演算の有限回の適用で整数の演算もできることになる。また、逆元は組要素の入れ替えだけで求めること…

かけ算の定義

なぜ、1 * 1 = 1、1 * 0 = 0、 1 * -1 = -1、 -1 * -1 = 1 なのかという議論がほんの一瞬だけ起きたので、新幹線での移動中にちょっとばかり考えてみた。が、真面目に議論しようとすると整数を定義をして、整数全般における演算子 * の定義と適用ということ…

ラムダ on JDBCプログラミング

JDBCを使ったDBプログラミングでよくある*1やり方。 ps = connection.prepareStatement( "SELECT * FROM hoge WHERE key1 = ? AND key2 = ?"); ps.setString(1, "foo"); ps.setInt(2, 0); これって、ラムダに似てるんじゃないかと、最近ふと思った。 *1:らし…

C++ D&E

先日買ったC++ D&E をほぼ毎日、通勤時に電車中で読つづけ、三分の二弱くらい読んだ。シーケンシャルに読んでいるわけではないので、同じところを何度も読んだり、未読の部分がとびとびたったりするが、全体像は見えた(と思う)。特定のパラダイムに忠実に…

コンパイラを使うチキン野郎

Schemeのコンパイラがあったので使ってみた。名前がなんとも憎らしい。 The CHICKEN Scheme Compiler とりあえずベンチマークということで、たらい回し関数。 ;; tak.scm (define (tak x y z) (if (<= x y) y (tak (tak (- x 1) y z) (tak (- y 1) z x) (tak…

続・ISBNのチェックデジット

昨日の続き。Schemeで、ISBNのチェックデジットを求めるプログラムを最適化。shiroさんからいただいたヒントを使い、無駄なlambdaを省いたり、同じ意味の数値を変数で名前付けしてしまうなどして、 (define (isbn-check-digit4 n) (let ((isbn-check-digit-b…

ISBNのチェックデジット

結城浩さんの日記にISBNのチェックデジットについて書かれていた。 不思議なISBN - 結城浩の日記 ISBNの最初の9桁をベクトルだと考え、 (10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2)というベクトルとの内積をmod 11した結果は ISBNの最後の1桁(10ならばX)になるらしいです…

「10の理由」は流行か

一昨日書いたエントリー「FreeBSDを使うべき10の理由(d:id:earth2001y:20060505:p2)」でリクエストした、「FreeBSDを使わないべき10の理由」が Masuda Masashi さんの手により登場。 Masuda Masashi's network engineering diary そして、いつのまにか「10…

あなたがFreeBSDを使うべき10の理由

ほとんど当てつけな気もしますが、 あなたがMacを使うべき10の理由 お前らがmacを使わないべき10の理由。 あなたがLinuxを使うべき10の理由 に対抗して、FreeBSDを使うべき理由をあげてみようと思う。 1. OSの基本である OSの教科書や教材、あるいはOSの研究…

神はサイコロを振らない

はてなの注目キーワードのトップに「神はサイコロを振らない」がきていて、なんでかと思ったら、どうやら同タイトルのテレビドラマが放映中らしい。「神はサイコロを振らない」はアルバート・アインシュタインが量子力学を批判するさいに使った言葉として有…

インターネットを使った選挙活動

情報処理学会誌に寄稿された鳩山議員のコラムに関して。先日、インターネットを使った一部の選挙活動が解禁になったというニュースを見た気がする(詳細は覚えていない)。おいら個人的にインターネット、というか双方向かつ不特定多数が参加できる情報メデ…

箱根行きの足

10日にプロシンで箱根に行くにあたって、現地までの足を調べてみたところ、以外と遠かったことが判明。特に小田原から先が結構長い。新宿10:00発のスーパーはこねに乗ると小田原の先、箱根湯本まで運んでくれるので、乗り換えも少なく楽に行けそうなのだが、…

死んだらどうなるか

哲学的な問いかけではなく、日頃利用しているいろんなサービス、特にオンラインのもののアカウントや登録してある個人情報がどうなるのだろうかという疑問。まず、死亡するあるいは一定期間行方不明になると戸籍や住民登録が消滅する。それらをベースとして…

なんとかバトンとか

最近流行っているらしい。おいらも過去に何度か指名されているし、今日もとあるところで指名された。でもこれって、 出所不明 一方的に答えて回せと指名される 「バトン」なのに、ひとつの物が複数(たいてい5つ)になる 伝達の過程で内容が変化していく、亜…

国勢調査の不確定性

国勢調査の調査項目のうち収入が伴う仕事については、9月24日から30日までの一週間の実績について調べるのだが、実はこれと時を同じくして一時的に大量に雇用が発生する仕事がある。それはずばり国勢調査の調査員。国勢調査は日本国内に住む全国民、外国人が…

研究は本業でない方がいい?

なんとなく「情報科学若手の会」でぐぐってたら、こんなものが出てきた。 http://mitou.viscuit.com/pukiwiki.php?%B8%A6%B5%E6%A4%AC%CB%DC%B6%C8%A4%B8%A4%E3%A4%CA%A4%A4%CA%FD%A4%CE%B8%A6%B5%E6 つまるところ、研究を本業とすると 発表、論文のノルマに…

Hyper-Threading のセキュリティ脆弱性

ちょと遅れた話題だが、昨夜 Intel の Hyper-Threading にセキュリティ脆弱性が見つかったという話を受けた。 Hyper-Threading considered harmful*1 おいらの貧弱な英語力でレポートをななめ読みしながら、各所での議論を追ってみて、とりあえず分かったこ…

はくしが100にんいるむらアンサー

昨日の「はくしが100にんいるむら」のアンサー記事ともいえる検証があった。 2005-05-05 - 児童小銃 いろいろと考えさせられるが、高専卒業ですぐ社会に出るのが、統計的に一番安住のようだ。・・・道誤ったかしら。このデータふまえて進路指導講演に臨んで…

大学院へ進んだ高専同期の進路

しばらく連絡をとっていなかった、高専の同期から電話が来た。就職すべきか、後期課程へ進むべきか迷っているらしい。博士が巷にあふれて4割以上が職が見つからない状況で、直に後期課程に進学するメリットがあるかどうかははっきり言って疑わしい。特にバ…

指数関数とねずみ算

法科大学院に行っている友人とチャットをしてて、とある数量の増え方について説明をしたときに、おいらは「指数関数的に・・・」という表現を使った。2,3言の後、彼の方から「ねずみ算式に・・・」という表現が返ってきた。うーん、これがいわゆる「理系…

今さらRFIDかよ。と思うこと

講義でRFIDの今とこれからの話があった。過去については全く触れていなかったんだが、実は10年以上昔からRFIDを使っているんだよね。志賀高原なんかではスキー場のリフト券が90年代はじめにRFID化されていたのを、昔から志賀高原でスキーをしていた人なら覚…

C&C賞表彰式典・記念講演

ホテル・オークラにて、行ってきた。今年度のC&C賞はパラメトロン計算機の開発者の喜安善市先生、RISC開発者のジョン.L.ヘネシー教授、デイビット.A.パターソン教授。喜安先生は今年で数え92歳。うちのじいさんと同じだけど、こういうところへ出てきて講演で…

進路講演

長野高専電子制御工学科4年生の進路講演会で講演をしてきた。持ち時間は質疑含めて40分程度だったので、大したことは話せなかったが、思ってた以上に質疑が出て良かった。時間を若干オーバーした。依頼されて講演をしたという経験は今回が初めてだったので、…

LL文法

学部のときコンパイラの講義でやっていたLL文法の意味がようやく理解できた。教科書上の机上の議論だけではよく分からなかったが、こいつは確かに重要だ。